第5回 外国人社員への「察してほしい」は通じない?―職場のコミュニケーションを考える

「これ、なるべく早めにお願い」

「いい感じにまとめておいて」

「そこは普通分かるでしょう」

日本人同士では何となく意味が伝わることがあります。

しかし、文化や言語の背景が違う外国人社員には、その「何となく」が伝わらないことがあります

資料でも、外国人材が感じる職場の課題として、婉曲的な表現が理解しにくい、仕事の指示が曖昧で理解できないといった例が挙げられています。

「いつまでに」が抜けていませんか

資料では、外国人材に仕事を指示するときには、主語や時制を明確にし、

誰が
何を
なぜ
いつまでに
どのように

といった5W1Hを具体的に伝えることが重要だとしています。

これは外国人社員だけに必要なことでしょうか。

実は、日本人の新人社員にとっても分かりやすい指示です。

「なぜ?」には理由がある

外国人社員から、

「なぜこの仕事をするのですか?」

と質問されたとき、

「言われたとおりにしてください」

と思ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、仕事の目的を理解したうえで取り組みたいと考えている可能性もあります。

資料には、外国人社員に仕事の理由を説明することで、教える側の日本人社員自身も考えを整理でき、さらに期待以上の成果につながることがあるという企業の声も紹介されています。

外国人社員とのコミュニケーションで必要なのは、特別な話し方ではありません。

曖昧なことを、少し具体的にすること。

それだけでも職場のすれ違いは減らせるのではないでしょうか。

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