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漁業の特定技能1号は技能実習ルートが7割超―分野によって全く違う「特定技能への入り口」
特定技能1号の制度を理解するとき、注意したいのが「分野によって外国人が特定技能になるまでの経路が大きく違う」という点です。
その特徴が非常にはっきり表れているのが漁業分野です。
令和7年12月末現在、漁業分野の特定技能1号外国人は4,590人。
そのうち、
- 試験ルート 1,201人
- 技能実習ルート 3,389人
となっています。
技能実習ルートが約74%を占めています。
「漁業」と「養殖業」でも違いがある
さらに内訳を見ると興味深い違いがあります。
漁業では2,533人のうち、
- 試験ルート 172人
- 技能実習ルート 2,361人
となっており、圧倒的に技能実習ルートが中心です。
一方、養殖業は2,057人で、
- 試験ルート 1,029人
- 技能実習ルート 1,028人
と、ほぼ半々です。
同じ「漁業分野」の中でも、人材が特定技能に至るルートは大きく異なるのです。
国籍ではインドネシアが突出
国籍別では、インドネシアが3,879人で圧倒的多数を占めています。
次いで、
- ベトナム 572人
- 中国 120人
となっています。
インドネシアだけで漁業分野全体の約84%を占めています。
特定技能の分野によって国籍構成が大きく異なることが分かる典型的な例です。
地域では北海道が最多
都道府県別では、
1位 北海道 882人
2位 広島県 644人
3位 長崎県 337人
4位 佐賀県 293人
5位 宮城県 243人
となっています。
漁業・養殖業が盛んな地域と、特定技能外国人の在留地域が強く結び付いていることが分かります。
外国人材の採用を考える場合、「特定技能」という制度だけを見るのではなく、分野・国籍・地域・移行ルートを組み合わせて見ることが重要です。
※本記事は、出入国在留管理庁「令和7年12月末現在 特定技能1号在留外国人数(第7表・第8表)」をもとに作成しています。

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