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特定技能1号「農業」は茨城県が全国最多―5,604人、北海道を大きく上回る
令和7年12月末現在、農業分野で働く特定技能1号外国人は、全国で37,952人となっています。
都道府県別に見てみると、最も多いのは茨城県の5,604人です。
上位を見ると、
1位 茨城県 5,604人
2位 北海道 3,880人
3位 熊本県 2,854人
4位 千葉県 2,236人
5位 長野県 2,094人
となっています。
2位の北海道3,880人と比べても、茨城県は約1,700人多く、農業分野における特定技能外国人の受入れが非常に多い地域であることが分かります。
全国の約15%が茨城県に
全国37,952人のうち茨城県は5,604人です。
計算すると、農業分野の特定技能1号外国人のおよそ15%が茨城県に在留していることになります。
特定技能1号全体では愛知県、大阪府、東京都などの大都市圏に多くの外国人が在留していますが、農業に限って見ると全く異なる地域分布になります。
これは、特定技能外国人の在留地域が単純に人口規模だけで決まるのではなく、各地域の産業構造と深く関係していることを示す例といえるでしょう。
茨城県では技能実習ルートが多い
茨城県の5,604人を特定技能への移行ルート別に見ると、
- 試験ルート 1,693人
- 技能実習ルート 3,911人
となっています。
技能実習ルートが約7割を占めています。
つまり茨城県では、技能実習として農業に従事した後、引き続き特定技能1号として働いている外国人が多いことが統計から読み取れます。
一方、全国の農業分野を見ると、
- 試験ルート 18,596人
- 技能実習ルート 19,356人
と、両者はほぼ半々です。
全国平均と比べても、茨城県では技能実習からの移行者の割合が高いことが特徴です。
農業分野ではインドネシア人が最多
国籍別に見ると、農業分野全体37,952人のうち、最も多いのはインドネシアの14,089人です。
近年の特定技能制度では、分野によって主要な国籍が大きく異なっています。
「特定技能外国人はどこの国の人が多いのか」という問いに、一つの答えがあるわけではありません。
介護、農業、外食、宿泊、製造業など、分野ごとに外国人材の流れが違います。
地域と分野を組み合わせて見ることが重要
特定技能の統計を見る場合、「全国で何人いるか」だけでは見えてこないことがあります。
農業なら茨城県、介護なら大阪府というように、分野ごとに受入れの中心となる地域が異なります。
企業が外国人採用を考える際にも、自社の業界では「どの地域で」「どの国籍の人が」「どのルートから」特定技能になっているのかを見ることで、人材市場の実態がより分かりやすくなります。
今回の統計からは、茨城県が日本の特定技能農業人材の一大受入地域となっていることが、はっきりと見えてきます。
※本記事は、出入国在留管理庁「令和7年12月末現在 特定技能1号在留外国人数(第7表・第8表)」をもとに作成しています。

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