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ベトナム・インドネシア・フィリピンを比較してみました ~特定技能2号の国籍別データから見えてきたこと~
出入国在留管理庁が公表した令和7年12月末現在の統計によると、特定技能2号で在留する外国人は全国で7,955人となっています。
そのうち、最も多い国籍はベトナムです。
では、ベトナム、インドネシア、フィリピンの3か国を比較すると、どのような違いが見えてくるのでしょうか。
圧倒的に多いベトナム
ベトナムの特定技能2号在留者は5,855人で、全体の約74%を占めています。
特に多い分野は、
- 飲食料品製造業 1,807人
- 建設 1,553人
- 外食業 762人
- 工業製品製造業 704人
- 農業 699人
でした。
一つの分野に偏ることなく、多くの産業で活躍していることが分かります。
日本全国で特定技能制度が広がる中、その中心となっているのがベトナム人材と言えるでしょう。
インドネシアは農業と漁業が特徴
インドネシアは432人です。
人数ではベトナムより少ないものの、分野別に見ると特徴があります。
最も多いのは農業で169人。
さらに、全国でわずか21人しかいない漁業分野では、そのうち19人がインドネシアとなっています。
漁業分野では、インドネシア人材が中心となっていることが、この統計から読み取れます。
フィリピンは造船・舶用工業が目立ちます
フィリピンは341人です。
最も多い分野は、
- 造船・舶用工業 165人
となっており、約半数が造船・舶用工業分野で活躍しています。
自動車整備も59人と比較的多く、ものづくり分野での活躍が目立ちます。
同じ特定技能2号でも活躍する分野は異なります
今回の統計を見て、同じ特定技能2号でも、国によって活躍する分野が大きく異なることです。
例えば、
- ベトナムは幅広い分野で活躍
- インドネシアは農業・漁業に強み
- フィリピンは造船・舶用工業が中心
という特徴が見えてきました。
もちろん、これは制度上の違いではなく、これまでの受入れ実績や産業とのつながり、各国の人材育成など、さまざまな背景が影響していると考えられます。
統計には「数字以上」の情報があります
こうした統計を見るたびに、「人数が多い・少ない」だけではなく、その背景を考えることが大切だと感じます。
数字を丁寧に見ていくと、「この国はこの分野で活躍しているんだ」「この分野は今後増えていくかもしれない」といった新しい発見があります。
また、面白いことに、特定技能2号に限らず、ベトナム、インドネシア、フィリピンの方が最も多く暮らしている都道府県は、いずれも愛知県です。
特定技能2号だけに注目していると見えてこないことも、少し視野を広げて統計を見てみると、新たな気付きがあります。
※本記事は、出入国在留管理庁が公表した令和7年12月末現在の「特定技能2号在留外国人数(国籍・地域別)」をもとに作成しています。

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