漁業の特定技能はインドネシア人が約85%―国籍集中から考える外国人採用

特定技能1号の統計を分野別に詳しく見ると、非常に特徴的な分野があります。

その一つが「漁業」です。

令和7年12月末現在、漁業分野の特定技能1号外国人は全国で4,590人

そのうちインドネシア人は3,879人です。

割合にすると、実に約84.5%

漁業分野の特定技能外国人の大部分をインドネシア人が占めています。

分野によって国籍構成は大きく違う

特定技能全体ではベトナム人が最多ですが、すべての分野でベトナム人が多いわけではありません。

たとえば、

介護では、インドネシア
外食では、ミャンマー

漁業では、インドネシア

が最も多くなっています。

さらに造船・舶用工業を見ると、全国11,204人のうちフィリピン人が6,028人を占めています。

このように特定技能制度では、産業ごとに国籍構成が大きく異なっています。

「外国人採用」を一括りにしない

企業が特定技能外国人の採用を検討するとき、

「外国人を採用したい」

というところからスタートすることが多いと思います。

しかし実際には、分野によって人材が多い国も、採用ルートも大きく異なります。

特定の国籍に人材が集中している分野では、送り出し国側の制度変更や日本への人材流入の変化が、将来の採用に影響する可能性もあります。

そのため、現在どの国からどの分野に人材が来ているのかを把握しておくことは、今後の外国人採用を考えるうえでも重要です。

特定技能制度を見るときは「人数」だけでなく、その中身を見ることが大切です。

※本記事は、出入国在留管理庁「国籍・地域別 特定産業分野別 特定技能1号在留外国人数(令和7年12月末現在)」をもとに作成しています。

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