造船・自動車整備はほぼ男性―特定技能の「仕事と男女」を統計から考える

特定技能1号の男女構成を分野別に見ると、男性が圧倒的に多い分野があります。

代表的なのが、造船・舶用工業と自動車整備です。

令和7年12月末現在、造船・舶用工業では、

総数 11,204人
男性 11,188人
女性 16人

となっています。

自動車整備でも、

総数 4,560人
男性 4,540人
女性 20人

です。

どちらもほぼ男性という構成です。

建設でも同じ傾向

建設分野についても49,323人のうち男性が49,220人、女性が103人となっています。

一方で介護や飲食料品製造業では女性が男性を大きく上回っています。

同じ特定技能制度の中でも、産業によって男女構成が大きく異なることが分かります。

なぜこれほど差があるのか

統計から確認できるのは「現在の人数」であり、この数字だけから男女差が生じた理由を断定することはできません。

仕事内容だけでなく、これまでの採用ルート、送り出し国側の人材構成、技能実習からの移行、職場環境など、さまざまな要因が関係している可能性があります。

だからこそ、数字をそのまま「男性向きの仕事」「女性向きの仕事」と解釈しないことが重要です。

今後、外国人材の採用がさらに広がれば、現在とは異なる男女構成になる分野が出てくるかもしれません。

統計は固定観念を作るためではなく、現在の状況を正しく知るための資料として活用したいところです。

※本記事は、出入国在留管理庁「特定産業分野別・年齢・男女別 特定技能1号在留外国人数(令和7年12月末現在)」をもとに作成しています。

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