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第3回 外国人採用では仕事内容を曖昧にしない―専門性と配属のミスマッチを防ぐために
「入社してから仕事内容を決めます」
日本企業では、それほど珍しいことではありません。
しかし、外国人材の採用では、この考え方が入社後のミスマッチにつながる場合があります。
外国人材が重視する「専門性」
資料では、留学生は日本人学生と比較して、就職する理由として「自らのスキルアップやキャリア形成」や「大学での勉強や専門性」を重視する傾向が紹介されています。
例えば、大学でITを専門的に学んだ人が、
「日本でエンジニアとして経験を積みたい」
と思って入社したとします。
ところが、実際には専門性とは関係の薄い仕事ばかりを担当することになれば、
「何のためにこの会社に入ったのだろう」
と感じるかもしれません。
会社側にも事情があります
もちろん、企業には人事異動があります。
すべての社員を希望どおりの部署に配置できるわけではありません。
資料でも、企業側には「複数の職場を経験して広い視野を身につけてほしい」という考え方がある一方、外国人材側には「自分の能力や専門性に応じて職務を明確にしてほしい」という考え方がある例が示されています。
どちらが正しいという問題ではありません。
お互いが違う前提で考えていることを知ることが重要です。
在留資格の面からも仕事内容は重要
さらに外国人の場合、仕事内容は在留資格にも関係します。
例えば「技術・人文知識・国際業務」で働く場合、その在留資格で認められる活動と実際の仕事内容との関係を確認する必要があります。
採用時に仕事内容を曖昧にしたまま進めてしまうと、入社後のミスマッチだけでなく、在留資格の申請や更新の際にも問題になる可能性があります。
外国人採用では、
「とりあえず採用してから考える」
ではなく、
何を担当してもらうのか。
なぜその人を採用するのか。
その人の専門性をどこで活かすのか。
できるだけ採用前に整理しておくことが大切です。

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