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関西6府県の特定技能2号を比較|大阪は建設業、京都・兵庫は食品製造、滋賀は製造業が最多【2026年6月末】
出入国在留管理庁が公表した令和8年6月末現在の速報値によると、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の6府県に在留する特定技能2号外国人は、合計2,713人です。全国18,295人の約14.8%に当たります。
同じ関西でも、特定技能2号の方が多く在留する分野は異なります。大阪・奈良では建設業、京都・兵庫では飲食料品製造業、滋賀では工業製品製造業が最多です。こうした分野構成の違いは、地域の産業の特色を考える手がかりになります。今回は、関西6府県を比較し、その違いを見ていきます。
※本記事では、上記6府県を「関西6府県」として集計しています。人数は同時点の在留外国人数であり、新規受入れ人数や試験合格者数ではありません。
関西6府県では大阪が最多、兵庫・京都が続く
| 府県 | 特定技能2号の人数 | 関西6府県の合計に占める割合 | 人数が最多の分野 |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 1,344人 | 49.5% | 建設業550人 |
| 兵庫県 | 693人 | 25.5% | 飲食料品製造業207人 |
| 京都府 | 380人 | 14.0% | 飲食料品製造業116人 |
| 滋賀県 | 164人 | 6.0% | 工業製品製造業67人 |
| 奈良県 | 90人 | 3.3% | 建設業38人 |
| 和歌山県 | 42人 | 1.5% | 農業・飲食料品製造業各9人 |
大阪府が関西6府県の約半数を占め、兵庫県、京都府と続きます。この3府県の合計は2,417人で、6府県全体の約89.1%です。
ただし、在留人数だけでは、2号への移行のしやすさや受入れの積極性までは判断できません。地域ごとの産業規模なども異なるため、まずは人数構成の比較として読むことが大切です。
主な分野を並べると、地域ごとの違いが見える
| 府県 | 建設業 | 工業製品製造業 | 飲食料品製造業 | 外食業 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪府 | 550人 | 276人 | 195人 | 252人 |
| 兵庫県 | 150人 | 181人 | 207人 | 50人 |
| 京都府 | 106人 | 90人 | 116人 | 31人 |
| 滋賀県 | 32人 | 67人 | 39人 | 9人 |
| 奈良県 | 38人 | 13人 | 17人 | 9人 |
| 和歌山県 | 4人 | 8人 | 9人 | 3人 |
この4分野以外にも、農業、自動車整備、造船・舶用工業などの在留者がいるため、各行の合計は府県の総人数とは一致しません。
大阪:建設業が約4割。外食業も関西で人数が多い
大阪府では建設業550人が最多で、府内の2号全体の約40.9%です。工業製品製造業276人、外食業252人、飲食料品製造業195人が続きます。
特に外食業252人は、関西6府県の外食業合計354人の約71.2%に当たります。大阪は、関西の2号全体では約半数ですが、外食業に絞ると約7割を占めている点が特徴です。食い倒れの町大阪!!
京都・兵庫:ともに飲食料品製造業が最多
京都府では飲食料品製造業116人、建設業106人、工業製品製造業90人が上位です。最多の飲食料品製造業は、府内の2号全体の約30.5%を占めています。
兵庫県も飲食料品製造業207人が最多で、県内の約29.9%です。工業製品製造業181人、建設業150人と続きます。
京都・兵庫ともに、食品製造、工業製品製造、建設業が人数の多い分野ですが、その人数や構成は異なります。
滋賀:工業製品製造業が約4割
滋賀県では工業製品製造業67人が最多で、県内の2号全体の約40.9%を占めます。続いて飲食料品製造業39人、建設業32人です。
工業製品製造業と飲食料品製造業を合わせると106人で、県内全体の約64.6%です。滋賀では、この2つの製造分野に人数が集中しています。
奈良:建設業が最多。和歌山:農業と食品製造が並ぶ
奈良県では建設業38人が最多で、県内の2号全体の約42.2%です。飲食料品製造業17人、工業製品製造業13人、自動車整備10人が続きます。
和歌山県では農業と飲食料品製造業が各9人で最多となり、工業製品製造業8人、自動車整備7人と続きます。農業と飲食料品製造業は、それぞれ県内全体の約21.4%です。
人数が比較的少ない地域では、数人の違いでも割合が大きく変わります。今回の順位だけで固定的な地域の傾向と判断せず、今後の統計も併せて見ることが大切です。
分野への集中から、地域の特色を考える
今回の統計では、大阪と奈良は建設業、京都と兵庫は飲食料品製造業、滋賀は工業製品製造業、和歌山は農業と飲食料品製造業が最多となっています。
大阪・滋賀・奈良では、最多の1分野が各府県の2号全体の約4割を占めています。京都・兵庫では最多分野が約3割、和歌山では農業と飲食料品製造業がそれぞれ約2割です。どの地域も1分野に半数が集中しているわけではありませんが、中心となる分野には地域ごとの違いが見られます。
当事務所としては、この違いが地域の産業の特色を考える手がかりになると考えています。ただし、特定技能2号の人数構成は、その地域の産業全体の構成を示すものではありません。対象分野となった時期や試験・実務経験の要件なども関係するため、地域の産業構造そのものを断定することはできません。
全国や関西の総数に加えて、事業所がある府県や自社の分野に絞って数字を見ることで、受入れや人材育成を考える際の参考になります。
ハートフルサポート行政書士事務所では、特定技能の在留申請や2号への移行に関するご相談を承っております。大阪・京都・兵庫など関西で受入れを検討されている企業様も、お気軽にご相談ください。
出所・集計時点・計算方法
出所:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数」。
- 第5表「都道府県・市区町村別 特定産業分野別 特定技能2号在留外国人数」
- 第1表「主な国籍・地域別 特定産業分野別 特定技能2号在留外国人数」(全国総数の確認)
集計時点:令和8年(2026年)6月末現在。速報値。
第5表では、滋賀県25000、京都府26000、大阪府27000、兵庫県28000、奈良県29000、和歌山県30000の府県集計行を使用しています。市区町村の行は重複して加算していません。
合計と割合は公表人数を基に当事務所で算出。割合は「該当人数÷本文・表で示した対象の総数×100」で算出し、小数第1位に丸めています。丸め処理により割合の合計が100%と一致しない場合があります。
公式掲載ページ:出入国在留管理庁・特定技能在留外国人数

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